秋の詩と食の教室 (10/9, 11/3, 11/23)

 

1378123_742351705781757_933943044_nIMG_0873

[11/24更新]
秋の詩と食の教室、終了いたしました。興奮の第一回、充実の第二回、噛みしめる第三回。昨日教室時にも食べて頂き、わたしがやっとたどり着いた「日本のパン」を今朝は頬張りながら、感謝と幸福の気持でいっぱいになっております。ありがとうございました。わたしは三回分の食した言語表現をパッチワークのように並べ、最後に刺繍糸で詩に仕上げます。昨日は一枚も写真撮影できなかった。参加者の方々の詩が完成して揃ったらアンソロジーを編みます。
みどりのすず、甘いリズムを閉じこめて、あなたに渡す。次回は春にお会いしましょう!

[10/23更新:第二回の時間変更のお知らせなど]

第一回終了しております。参加者の皆様が個性豊かで、作品の完成度も高く嬉しい驚きでした。まだ推敲を続けておられる方もおられるので、作品は全三回終了後に、一冊の冊子にまとめたいと思っています。

初回は、選りすぐりの三種の食材:栗、柘榴、日本蜂蜜という秋の味覚を、五感で味わいながら、自由に言葉を探して作ってもらう試みを行いました。第二回目は、詩の教室の前に、禅宗の精進料理をフランスのレシピで試みますが、こちらも材料には妥協なくこだわります。詩の方も、それを意識した企画を取り入れ、「乳と粥」がテーマになります。

時間の変更があります。精進料理の会は、13時から14時半(30分遅くなり1時間半に)、詩の教室は15時から17時(30分開始が早まりました)です。各定員5名ですが、まだお席に余裕がありますので、お問い合わせ、お申し込みをお待ちしております!

細かな更新はSNSでも随時お知らせしております。
(twitter: @ hyakusobunko, facebook page: hundredswing)

***

九月に入ると季節は何かを思い出したように涼しくなりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

夏の展覧会の残務処理は終わっていませんが、しばし気分を切り替え秋の百窓文庫のご案内を致します。

これまでにご希望の声を頂いていた詩の教室をいよいよ始動します。今秋の祝日三回で一シリーズです。

また、単発で食事について考える会を催します。禅宗の精進料理を、フランスのレシピで試みます。

いずれも、限定五名様です。お問い合わせ、ご予約ともに、楽しみにお待ちしております。

[詩の教室]

これまで、アトリエ箱庭 (2005)、トンカ書店(2013)、百窓文庫の詩の忘年会(2016)で、誰でも作れる即興詩のワークショップを開催しましたが、本格的な詩の教室を開催します。ことばに向かい合うことは自分を創ることでもあります。また各回詩人を紹介して作品を一緒に読みながら、各人の作品の合評会を中心に進めます。全三回とも受講して頂くと、詩を書く習慣ができるように思いますが、ご都合のつく回だけでも構いません。最後に各人が小さな一冊の詩集を作られたらと思っています。

[食事の詩]

日本曹洞宗開祖道元禅師は「赴粥飯法」を著し、食事の作法を重んじ、食べることは仏法そのもの、坐禅の形であると考えていました。わたしは十九歳で永平寺の精進料理を体験しました。以降、時折参加する寺院での摂心によって、精進料理とは何か、生きることと食べることについて考える機会を持ち、不食(ブレサリアン)の体験を経て、現在に至ります。食事の時に唱える「偈」と言われる詩を読み、いのちのきらめきを感謝と共に味わいましょう。

日時 10/9, 11/3, 11/23 (いずれも15:30-17:30)

*11/3と11/23は、15:00-17:00に変更になりました。

場所:百窓文庫 (神戸·元町)

受講料:各回二千円(講義·資料代込)

講師:小野原教子(おのはらのりこ)

(精進料理の会の日時は、11/3 12:30-14:30.  食材費とお茶代の実費で二千円)

*13:00-14:30に変更になりました。

講師紹介

詩歴:大阪生れ。両親が詩作していた縁で結婚し、その娘として物心ついた頃から詩を書き、現在に至る。

大阪文学学校で現代詩講座受講(1987-88: 講師は三井葉子)、詩誌「楽市」(1991-2009)「gui」(1992-2016)同人。

刊行詩集に「表面張力」(思潮社 2001、戸田ツトム装丁)「耳から菫」(highmoonoon 2003、山本精一挿画 bookbar4 装丁) 「刺繍の呼吸」(深夜叢書 2009、佐藤貢装画 高林昭太装丁)。

限定少部数詩集に「日傘とダーツ」(2004)「香るから」(2004)「刺繍の呼吸」(2007)「海よ」(2013)(全て黄昏書局刊、戸田勝久装釘·特装本肉筆画 )

その他、個人プレス poetry of dress を主宰し、Summer Constellation (ジョン·ソルト訳)(2010) The Paris Book (クリストファー·ジョーンズ挿画)(2017)など、少部数小冊子刊行多数。ロンドンにてyTuesdayなどで朗読。

企画展「あなたNOなまえー詩と服の展覧会 」(2007)「百窓の半分ージョセフ·コーネルへのオマージュ展」(2017) (いずれもギャラリーAo)主催。

グループ展  Poesie Visuelle Japonaise(2008, 2015 Gallerie Satellite, Paris) 「本への偏愛」展(ギャラリー島田 2015) 、「本にまつわる作品展」(トンカ書店 2015)に参加。

(2009年までの詩集の画像はこちら:http://www012.upp.so-net.ne.jp/nop/poetry.html

広告

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

打ち上げる展に花火に夏の夢

 

 

 

近郊の作家の方々、ご来場くださったお客様、関係者で、展覧会の打ち上げを、こうべ海上花火大会の夜に行いました。

たくさんの食べ物をお土産として皆で分けたはずなのに、今朝冷蔵庫を開けると、もう一回打ち上げできそうなくらいのご馳走が入っていました。

お忙しいところご参加くださった皆さま、楽しい夕べをどうも有難うございました。

花火の余韻そのままに、レコードの音、鼻歌、おしゃべり、ほろ酔いのなか、ミニ句会も開催しました。

ご指導くださったお二人の俳人、津川絵理子さんと伊藤弘高さんに、心から感謝いたします。

かつて角川映画の好きな友人にあげたレコードが花火の夜にわたしの元に帰ってきました。正しくはお客様に頂きました。今朝も嬉しく聴いて(歌って)います。

記念に、詠まれた句を残しておきます。

***

何もないうちあげはなびのきえたあと

街の灯(ひ)と 上る花火のハレーション

くちなしやはなからしたはすぐにあご

レコードにきくモノローグ夜の秋

おしゃべりと打ち上げ花火聞いてない

露台にて酒精の悪に美女吐息

花火果て昏き山の端月高く

花火果てかすかに匂ふタバコかな

 

**

明日は立秋、残暑厳しいですが、みなさまよい夏休みをお過ごしください。

*

[追記] 展覧会の時に遊んでくださったわたしの箱の皆様の作品、ありがたく受け取り鑑賞しながら、目下整理中です。

 

 

 

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

展覧会の終 whirlwinds

ありがとうございました。

国内外五十人の参加作家の方々、準備を手伝ってくれた方々、共催のブックカフェ・コリノズさん、ギャラリーAoさん、展覧会を見に来てくださった人々、再来場してくださった人々、わたしを支えてくれた家族、友人。

<少女の夏は白い帽子とともに>

<会いたかった方、初めてお会いするご縁>

すぐに腐るのに食糧を買わずにいられない、すぐに起きねばならないのに目覚まし時計をかけずにはいられない。作品が届き始めた三月中旬から数ヶ月間はそんな感じで、寝食はままならず、仕事している以外は、展覧会の準備をしていて、私生活はなかった。

昨年秋、コリノズさんから「コーネルのような箱を作りたい、百窓文庫で展示してください」と言われたことからスタート。わたしは欧州でコーネルの回顧展を見て以来の遅れて来たファンで、他アメリカ時代の草間彌生の恋人、くらいしか情報は持っていない。

コラージュ x ボックス!それなら物作りをしている友人・知人らにも制作してもらおう、神戸発世界スタンダードを意識して海外の作家にも参加してもらおう、プロアマ問わない国際公募展にしよう、とにかく自由な空間を作りたい。箱を本に見立てて。

去年のクリスマス・イヴ(コーネルの誕生日)に招待状を送り、友人知人のネットワークや、インターネットを中心に拡がり、主に郵便藝術(メールアート)の世界の網の目に白い便箋が引っかかって開かれていく。

***

「わたしたちの時代は、キレイなものがなくて、お菓子の包紙やリボンの切れ端、花びらや石ころや、そんな小さなものを集めて、箱に入れて眺めているのが好きだった」ーーそんなエピソードを語り始められる、母くらいの年齢のご婦人のお客さまがおられた。

詩がお好きとのこと。花がお好きとのこと。そして。風がお好きとのこと。母にしばらく会っていないわたしは、母にも会いたくなった。

<素敵なエピソードをくださったご婦人>

庭に小さな穴を掘って、色んな花びらを入れ、ガラスの破片で蓋をし、上から土をかけ埋める。七日間ほど置いてから、上部の土をよけて覗きこむと、わたしの宝石箱ができているーー母に教えてもらった遊び。

美しく愛おしいもの、愛おしく美しいもの、美か愛か、美も愛も、美と愛と、愛は美に。わたしのこころはヒミツのハコを抱きしめた。

***

展覧会会場で流れていた音楽は、大阪在住のスコットランド人、モーマスの音のコラージュで、こちらでも聴くことができます。Thanks collabo with me, Mr. Momus! (music)

展覧会会場にあったスーパーマイクロ豆本のタイトル「白石島」は、実在する瀬戸内諸島です。岡山・笠岡から、三洋汽船で行かれます。Thanks collabo with me, Akko! (mamehon)

<小指の爪程の豆本を読む青年>

パリの本屋を舞台に、ウサギに追いかけられながら、わたしの名前を追いかけていく二つの物語。シリーズのジンは実在のパリ本屋情報も満載です。黒いハートの箱の中に入っていた小さな本は、残部わずかですが、引き続き販売しています。Thanks collabo with me, Chris! (illustration)

http://rightyouarecommander.blogspot.jp

展覧会クローズ直前にギリギリ間に合ったジン、雨女のわたしを美しく切ってくれました。こちらも、引き続き限定部数で販売しています。Thanks collabo with me, Kyon-chan! (kirie)

白石かずこさんの「三月」という詩が好きでした。「三月の菫」という詩を書いたことがありました。海文堂書店が「復活」する日、海を眺めていました。三月の舞子浜をとじこめた箱がありました。Thanks collabo with me, Kakuko! (box)

わたしの「偽書の六韻律」は、未完に終わりましたが、オープニング三日前に届いた箱に10 x 10 のアッサンブラージュ=百の小さき物を入れて展示しました。Given time, お時間あれば、というタイトルで、皆さまに遊んでもらえるようにしました。たくさんの方が会場で作ってくださったDIY豆本カタログ同様に、シンプルでフレンドリーであることを心がけました。一息着きましたら、来場者の方の箱/本をご紹介しに、ここに戻ってきます。Thanks collabo with me, M. Rainy Kind Sir! (box)

<山に谷に折り、アレンジ旋風葉>

IMG_0065

<お時間あれば、遊んでくださいコーナー>

今朝も日の出は拝めず、展覧会の始まりの日の朝の空に似ていました。

IMG_0069

<雨が降ると、涼しくなる北野町の夏>

百窓文庫を愛してくださる方々、お元気で、佳い夏をお過ごしください。

image

<自転車とギャラリーの猫たち>

(photo by Kisaragi)

 

 

 

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

展覧会のはじまり wind rose

image

不穏にも見える雲に覆われた今朝の日の出、しかし面白い風景を描く雲の流れ、ガラス窓からじっと見ていたいも束の間、とうとう今日が来た。

7/15 12時より「百窓の半分ージョセフ・コーネルへのオマージュ展」いよいよスタートします。今朝の神戸新聞では大きく作品写真付きで立派な記事を掲載していただきました(平松記者)。ありがたきことです。

image

わたしの方は、作品と呼べるかわかりませんが、来場者の方に遊んでもらえるような箱を準備しています(ボックスコラージュ体験)。

不肖詩人は純粋詩人を目指しています。そして折り紙にますますはまっています。

image

再び、展覧会の案内状の表面を掲載しておきます。裏面は作家作品で、ギャラリーに五十、揃って、皆様と対面することを楽しみにお待ちしております。

百窓娘拝

 

 

 

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

Updated. 7/15-23 Half Hundred Swing Show : Homage to Joseph Cornell

七月の国際公募展の続報です どうぞよろしくお願いします。

*展覧会の詳細は下記リンクの過去投稿にあります

https://hundredswing.wordpress.com/2017/03/15/boxedcollage_summershow/

* ジョセフ・コーネルについてはロイヤルアカデミーのHPが画像などわかりよいです

https://www.royalacademy.org.uk/article/joseph-cornell-a-beginners-guide

*到着している作品は引き続きインスタグラムに掲載中です

https://www.instagram.com/hundredswing/

http://www.instagram.com/corenoz/

* オンライン中心の宣伝データを参加者に配布しました

印刷に最適には作られていませんがご希望の方にはご送付致します

手漉の紙で数に限りがあり、なくなった場合申し訳ありません

Sent contributors PR data in Japanese & English (mainly designed for web based use, but you can try print  though it is not high resolution)

Front:  basic information of our exhibition

Back: to be customised by each participant with each work (illustrated example of organisers’ works)

I shall print this out on a handmade postcard and send one possible visitors if you message me your postal address ( this paper less in stock, except participants)

* 追加情報を開催までの間こちらのブログより追ってお知らせします

 

 

 

 

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

pr data pool for hhss

pr_f_epr_b_e

コメントする

カテゴリー: Uncategorized

本あればこそ

imageReading Room (c) Laura L.M. Dunn 2017  (photo by the author)

五月の大型連休の最終日。久しぶりに古本屋さんをまわる。もう三年以上経ってしまったが、かつて百窓市という小さな古本祭を開催した際に、大好きな古書店の方々に大変お世話になったが、そのうちの一人の店主さんのお店と、参加してくださった店主さんのお店を訪ねた。

お店には半時間ごとくらいしか居なかったが、店を出る時には、あゝとても勉強した、という気分になる。少しお話するだけでも、楽しくて、知識が増えて、本当にありがたい。読むより買う方がまさってしまうのは変わらずだが、購入した本を早く読みたくて仕方がない。

少し他の用事を済ませた後に、久しぶりの友人とも会うことになり、早速購入した本を見てもらう。買ったばかりの本は見せたくて仕方ないのが常。さいきん本が読まれへん、と友人は言っていた。色々理由はあるのだろう。忙しくて本を読む時間がないのが現代人の状況だろう。

わたしは、読みたい本が溜まっていて、買うより読むスピードが追いつかないもどかしさを覚えているーー帰りのバスの中で、友人にうまく説明できなかったことを考えていた。

本が読めない、という状況を少し羨ましくも思っていたことに気づいた。他に生き甲斐があり、有意義に過ごす時間で満たされているということだ。わたしのもどかしさは、本がないと死んでしまう、だから本を読むことをできるだけ優先したい、日々忙殺されているから尚更に、という焦りからも来ているのではないか。

現在、夏に開催する「百窓の半分:ジョセフ・コーネルへのオマージュ展」の準備に奔走している。まだ春なのにやることが沢山あって、不慣れな主催者なのでしょうがない。やっと作品の提出期限を無事に迎えられたばかり。あとはこれから来る外国人作家の作品が届くのを待っている。(コーネルは箱やコラージュの手法を使った個性的な作品でよく知られたアメリカ人の作家で、草間彌生と最愛の友情を育んだ人であったことも有名)

国際公募展で、日本以外にも、アメリカ、カナダ、イングランド、スコットランド、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ベルギー、スイス、アルゼンチン、台湾、タイから作品が届く予定。わたしは、文字で書かれていない本として、参加者がそれぞれの内なる宇宙を表現した作品として展示できたらと考えている。

かつて海文堂のホームページを作られていた人が言っていた言葉を思い出す。「読みたい本がいっぱいあって、読書の時間を作るために、仕事が終わると家へなるべく早く帰り、日常のことも早く済ませて、本に向かう。休みの日も家でほとんど読書している」と。とても美しい女性だった。

本を読んでいないと死んでしまう。本は切実な存在。不義理をしていて久しぶりに訪ねた大好きな本屋さんたちが変わらず同じ場所で営業してくれている。本屋は切実な存在。どこにいても何をしていても、早く家に帰って静かに一人で本を読みたくてしょうがない。そして、お店で良い本に出逢うと嬉しいと同時に、あゝまた読みたい本が溜まってしまう、とも思う。

本は両義的な存在でもある。大切な人々と過ごす時間は引き延ばすことなく、時にはその機会を断念して、本に向かう。仕事をし、食べることも寝ることもほどほどで。以前より少しましになったとはいえ、いまだに本を買うことは後ろめたく、本を読むことは後ろめたい。しかし、本あればこそ、わたしは生き延びられている。あらためてそう感じるのだった。

***

内なる宇宙、文字で書かれない本たちの展示は七月ですが、届いた作家さんらの作品のイメージ写真を届いたものから順番に、慣れない写真サーヴィスサイトでアップしています(下記リンクに掲載)。製本に明るい友人に助けてもらいながら、展示開始日に間に合うようにと、小さな簡易のカタログを実験して作っているところです。また近づいてきたらブログでご案内いたします。https://www.instagram.com/hundredswing/

1件のコメント

カテゴリー: Uncategorized